社会の色々な局面に経済格差や教育格差等、二極化現象が現れていますが、結婚式と披露宴に加えて新婚旅行も同様のようです。結婚は人生最大のうれしいイベントなので結婚式と披露宴には多くの人に参列してもらい、賑やかなひと時を過ごしたらそのまま豪華版の新婚旅行に出かけたいと誰もが考えます。
カップルがその通り実行しようとすれば式場関係者等がサービスに努めていくらでも豪華なコースを設定してくれます。経済的に余裕のあるカップルは数百万円の予算をかけて希望するハネムーンコースを楽しむことができます。
一方で、結婚式と披露宴を質素に済ますだけで精一杯のカップルの中にはハネムーンに出かけないか、繰り延べるカップルもいます。経済的に余裕のないカップルにはわずか数日間の旅行で多額の金額を使ってしまうより新婚生活にその予算を回したいとする考えがあっても不思議でありません。
但し、カップルにとって最も記念になるイベントだと捉えられているので、ハネムーンだけは何とか予算を組んで出かけるカップルが多いようです。また、国内より費用のかかる海外旅行に出かける方が圧倒的に多いようですから、中には一般観光客と一緒にツアー旅行に出かけて安く済ませるカップルもいます。このように、カップルは夫々、置かれた境遇の中でできるだけ人生を楽しみたいと考えて行動しています。