結婚式の後、晴れて2人で観光旅行を楽しむのがハネムーンです。結婚式の場合には、2人だけではなく、2人の主人公が行う舞台の演劇のようなところがあり、常に多くの人から見つめられるので、緊張してしまいます。しかし、その後の観光旅行では、2人だけなので工夫次第でいくらでも楽しむことができます。ましてこれからの希望いっぱいの観光旅行ですから、楽しくないはずはないということになります。しかし、現実はそうならない場合もあり、関係が悪くなったりする場合もあります。その原因はいろいろありますが、事前の相談が少なかったということも原因です。どちらか一人だけに押し付けて決めたり、自分の楽しみばかりを優先して決めたりなどです。夫婦の体験を経験している人はよくわかりますが、関係が悪くなる原因は些細なことが多くなります。
夫婦喧嘩は犬も食わぬという諺がある通りです。ハネムーンは、非常に重要なお互いの気持ちを通じ合える機会です。その大切な機会を逃さないためにも2人ともに満足できる楽しめる観光旅行ができた時に、成功したということになります。そのためにも計画段階から2人で相談して決めるという状態にする必要があります。たんに海外旅行を形式的にするということではなく、2人だけの初めての共同作業であり、それをひな型として、これから将来まで一緒に協力して家庭を築くという意識を持ちます。楽しみ方ということでも、お互いがどうなれば楽しめるのかの反応を見る機会にもなります。そうなると、これから長い間続く夫婦生活でも、楽しむということを配慮できます。最初が肝心という言葉もありますが、最初が上手くできれば、その後もスムーズに進めることができます。
同じ楽しみ方同士であれば問題も少なくなりますが、楽しみ方が違う場合の相談が重要です。この場合、すべて相手のために自分を押さえていると、旅行の期間は我慢できますが、その後の生活に支障をきたします。ですので、お互いが満足できるように体験する必要があります。団体旅行のツアーでもハネムーン用のプランがありますが、その中からいちばん2人が楽しめて、経済的にも予算の範囲内のプランを選び、旅行自体は旅行会社にお任せして、自分たちは楽しむことに専念するという方法が無難です。あまりにもゆとりのないプランは避けるようにして、2人でゆっくり楽しめるプランを選ぶようにします。そうすると気持ちの交流もしやすくなります。